ソダシとダノンスマッシュ
史上初めて白毛馬がG1優勝を飾りました。
ソダシが無傷の4連勝。
勝負根性も並の馬ではないですね。
内からサトノレイナスが迫ってきて、一瞬交わされたのではないかと思いました。
勢いもサトノの方がありましたから。
しかしストップモーションで確認するとほんの僅か、白い顏いや鼻面が出ていました。
それにしても金子真人オーナーの相馬眼というのかトップクラスの馬を見極める力は凄いとしか言いようがありません。
ソダシの場合は父がクロフネ、母がブチコという血統。
そのブチコの母シラユキヒメも金子オーナーが持っていましたから文字通りの「金子ブランド」。
ちなみにブチコの父もキングカメハメハなので血統図に金子オーナーが携わった馬名が並ぶことになります。
恐るべき金子オーナー!
恐るべきシラユキヒメ一族!
ということになるのでしょうか。
デビューからずっと手綱をとってきた吉田隼人騎手もさぞかしホッとしたのではないでしょうか。
インタビューを見ましたがそのような印象を持ちました。
白毛というレアな毛色から注目を集めてアイドル的存在でしたが、恐らく順当に行けば最優秀2歳牝馬の栄誉に輝くことは間違いなさそうです。
ぜひともこのまま無敗を続けてもらって気が早いですが2年連続の無敗の3冠牝馬誕生というドラマも見てみたい気がします。
そうなるとまた大変なフィーバーになるかもしれません。
関係者の皆様、本当におめでとうございます!!
それから香港では日本馬6頭が出走する国際競走が行われました。
香港カップでノームコアが勝利を飾りました。
ここでも牝馬が勝ちましたか。
ウインブライトは連覇を狙いましたが2着。
ダノンプレミアムは4着とそれぞれ健闘しました。
そしてやはり取り上げないといけないのがダノンスマッシュの香港スプリント制覇です。
ついに悲願のG1タイトルを手にしました。
父ロードカナロアに次ぐ父子制覇。
しかも父も管理していた安田隆行厩舎なので本当に喜び溢れるものとなりました。
付け加えるとロードの生産牧場であるケイアイファームからの世界統一。
これはロードにとっても弾みになるでしょう。
なぜダノンスマッシュがロードで募集されなかったのか。
今となっては不思議ですがダノンの関係者がケイアイファームに売り込みをかけたのかもしれません。
詳しいことは分かりませんが・・・。
とにかく日高にある生産牧場が世界を凌駕する馬を育てていくのは楽しいでしょうし見ている側にしても次はどのような活躍馬が生まれるのか興味が湧いてきます。
ダノンスマッシュの今後の更なる活躍を楽しみにしています。
さあ次の週末は男馬の2歳マイル王を決めるレースが行われます。
こちらは例年以上に楽しみです。
それはなぜか。
そのうち判明していきます。