大塚騎手のパワハラ訴訟始まる
木村哲也調教師と大塚海渡騎手の裁判の行方が気になります。
パワハラなのか教育なのか。
上の記事にもある通り、今日その第1回口頭弁論が行われました。
被告の木村調教師は欠席したと伝えられました。
ただ「請求の棄却を求めた」とだけ主張したそうです。
答弁書によると一部の行為や暴言は認めています。
それが冒頭に書いたように「パワハラか教育か」と問われると教育目的だったと弁明している訳です。
よって請求の棄却を求める流れになるのですが、令和の時代どんな理由があっても暴力は許しがたい行動です。
なのでその行為による点で被告側に不利な状況は否定できない所です。
そこでなぜ木村調教師が大塚騎手に暴力をふるったのかになりますが、これは大塚騎手に一人前になって欲しいからなのか、それとも技術が未熟で腹を立ててしまったのか。
他に理由があるかもしれませんが、ほぼ技術不足で腹を立ててしまったというのが大まかな流れになっている気がします。
安全を求めて他の騎手や馬に迷惑をかけない騎乗を心掛けるように指導しての行き過ぎた暴力なら弁解の余地があるのかもしれませんが・・・。
大塚騎手の場合、落馬事故の原因を作ったり、制裁ポイントが高かったりと褒められた騎乗技術とは言い難いのですが、そのことで殴られるのはやはり不憫としか思えないのです。
違った方法で教育するべきでした。
まあ、とにかく裁判を注目したい所です。
原告が勝っても被告が勝ってもどちらにしても後味が悪くなってしまうのは避けられないと思います。
今日の口頭弁論が始まったタイミングで大塚騎手は木村調教師の元から離れることになりました。
今後はフリーとして道を歩んでいきます。
あと気になったのは木村調教師やその弁護士サイドは欠席を続けるのか。
出廷はしないのか、という点です。
反論があるはずですから、ここは出廷して意見を述べていくのが裁判官の心証に繋がる気がします。
裁判官も人間ですから欠席戦術はあまり良い戦略とは思えないのですが・・・。