無念のカイザーノヴァ骨折
本来なら毎週金曜日は土曜日のレース展望を書くのですが、衝撃的なニュースが相次いで飛び込んできました。
従いまして予定を変更してお伝えします。
「マイネル」の冠名でおなじみだった岡田繁幸さんが本日朝に亡くなっていたことが分かりました。
71歳、くしくも本日が誕生日でした。
私はラフィアンの会員ではないので、直接の関りはありません。
ただテレビや新聞などで相馬眼を駆使した話をよく見たり聴いたりしていました。
脚部の飛節の繋ぎに関して、熱い持論を展開していたことが今も強い印象を与えています。
この飛節の理論によってでマイネルマックスやコスモバルクといった名馬を発掘してきました。
なかなか凡人の私には理解することができませんでしたが、今思えばしっかりとその理論を頭に叩き込んでおくべきでした。
そうすれば出資馬選びにも幅が広がっていたと考えますし、本当に走る馬を見極めることができたのではないかという気がしています。
先頃鞭を置いた蛯名正義騎手騎乗のマンハッタンカフェの強襲を受けた菊花賞を忘れることができないでいます。
それとマイネルといえば2歳から競馬場に送り出す馬が多かったのも印象的。
出資者本位の一口クラブといえるかもしれません。
早期デビューを目指すならラフィアンというのはもう定着していますし、これからもそのスタイルは変わらないものと思っています。
もっと岡田さんの話を聞きたかった、それが今の気持ちです。
心よりお悔やみ申し上げます。
それから今日のショッキングな出来事、2つ目は愛馬カイザーノヴァの骨折が判明したことです。
毎日杯出走に向けて順調に調教をこなしていたはずです。
岩田康誠騎手との新コンビも決まりレース当日が待ち遠しかったのです。
それが・・・。
正直悪夢を見ているようで、言葉も失ってしまいました。
本日の坂路調教の後、歩様に違和感を覚えたそうです。
レントゲンを撮った結果、左後肢第3中足骨の骨折で現在は栗東トレーニングセンターの診療所で入院中と伝えられています。
今後は手術に向けて準備を整えるとのことです。
現段階でその骨折が重いものなのか、比較的軽いものなのか分かりません。
どちらにしても春のクラシックシーズンの出走は幻となってしまいました。
出資馬初めての牡馬によるクラシック出走を夢見ていましたから、本当にショックを受けました。
ただ骨折が完治すれば後遺症なくレースに復帰することが可能ですから、古馬になってからの復活劇に賭けるしかありません。
今はゆっくりと休んで下さい。
引き続いて夢をまた見させてほしい、と願うしかありません。
さて、明日は阪神3Rでリナーシェが走ります。
同じ広尾の馬としてカイザーノヴァの無念を激走で応えて欲しい、と願っている自分もいます。
リナーシェ、頑張れ!