バスラットレオン、まさかの・・・
NHKマイルカップが終わりました。
毎年のことですが、ファンファーレは由緒あるNHK交響楽団の演奏で前菜を楽しんだあと、メインディッシュのレースに移っていきます。
その過程が気に入っているのです。
もちろん、他の生演奏も個性があり素敵なのですが、やはりN響にはかなわないと思います。
そういう意味では今年もしっかりとオードブルを嗜んだあと、主食のレースへ。
人馬の無事を願いながらの観戦も、いつものルーティンです。
ところが・・・。
バスラットレオンのNHKマイルはスタート後1秒で終わってしまいました。
まさかの落馬。
逃げることができなかったり、レースで解せない敗北を喫したりするというのは頭の隅に置いていましたが、まさか落馬するとは全く予想していませんでした。
非出資の広尾民ですら、ショックを覚える結果になりましたから、出資されている方は相当な衝撃が走ったことと思います。
しかし、私がフォローしているTwitterでは「仕方ない」という声が多数ありました。
この落馬という結果も冷静に前向きに受け止めている方が多く、安心しました。
実際パトロールビデオを見てもバスラットレオンがバランスを崩して躓いている様子が映っていますし、これは避けられなかったと思います。
それでも、某掲示板では騎乗していた藤岡佑介騎手を批判する書き込みが少なからずあるみたいです。
あるみたい、という表現にしているのは私は実際にその掲示板を覗いたわけではなく、Twitterからの情報を鵜呑みにしているからです。
私もそんな某掲示板で藤岡騎手を批判するような人とは分かり合えないですし、分かり合おうとはしません。
誰だって落馬しようとしてするわけではないですし、何より一番悔しい思いをしているのは当の藤岡佑介騎手なのです。
彼の気持ちを労るのをなぜしないのでしょうか。
これも以前から言っていますが、批判的な書き込みをする人はリアル社会でも常に不満を持って生きているのでしょう。
たぶん、楽しい人生を送っていないのでは・・・そんな感覚さえ抱いてしまいます。
話が逸れてしまいましたが、とにかくバスラットレオンと藤岡騎手に怪我がなくて良かったです。
これもTwitterでどなたかが呟いていましたが、この苦い思い出がいつの日か「こんなこともあったね」と笑いながら振り返る時が来ると信じたいと思います。
次走は馬の状態にもよりますが、ダービーも矢作芳人調教師の頭にあるのではないかと想像しています。
どのような選択をするにしても、方針は尊重しようと考えています。
一口民がレースを選ぶ権利がないのはもちろんですが、どのようなレースを目標に定めても好意的に受け止めようという意味です。
長々とバスラットレオンについて語りました。
で、肝心のレース結果については少しだけ。
終わってみればサンデーレーシングのワンツースリーという、ある意味面白くない結果。
面白くないと言っては失礼ですけど、その中でもまたルメール騎手が勝つのですからね。
流石の騎乗を見せてくれました。
シュネルマイスターが勝ち、2着はソングライン。
2歳王者のグレナディアガーズが3着でした。
関係者の皆様、特にサンデーレーシング関係の皆様、優勝おめでとうございました!!
広尾の馬もG1で大きな祝福を受けたいですね。